太極拳


  

起源

    起源については(1)唐代の許宣平、李道子とする説、(2)元末明初の武当山の

     道士、張三豊とする説など五つほどあるが、河南省温県陳家溝の第9世陳王廷に始ま

     るとする説が有力である。彼は17世紀中葉に温県の「郷兵守備」を任ぜられていた

     が、隠居した後に造挙を楽しみとして弟子や子、孫に伝授したと言われている。勿論

     陳王廷全く個人の力によって太極拳がつくらたのではない。陳王廷より半世紀ほど前

     の人である戚継光もまた太極拳の起源に関わる人物である、といえる。

      太極拳はこのようにして武術を整理する中で陰陽の思想や中国古代の「導引法」

    「吐納法」をも結合させることによってでき上がった武術であり、今では三百数十

    年の歴史をもっている。

  

太極拳の多面性

       太極拳の特製は、平たく言えば、”全身運動”であり、(1)武術(2)医療体育、健身法、生涯

     体育という両面に加えて、演武されることからも分かるように(3)芸術という属性を備えたスポーツ

     であるといえる。抽象的な言葉を借りて、(4)虚実、開合、剛柔、快慢等の矛盾の相互転化、対立と

     統一がある運動(5)身体と動作のまとまり(完整性)を大切にした円を主体とする運動(6)動作と

     動作が綿々と続く(綿々不断)運動ということもできる。

       太極拳愛好者が日常的にそこらの公園でのんびりと勝手気ままにやるかと思えば、選手が競技に

     参加して大体育館ですることもある。年齢層も幅が広い、10代、20代で現役、30代ではすでに

     引退というケースの多い各スポーツの中で太極拳は例外であり、むしろ20代、30代で始めようと

     する人が多いし、5年や10年では大成はおろかやっと入門か、という奥深いスポーツである。楽し

     みもまた各自がそれぞれの段階で見つけることができよう。

毎週日曜日

午前9:00〜10:30

三重県四日市市

近鉄富田駅下車徒歩10分

あさけプラザ(体育館)